カスタムオブジェクトを定義して、エージェントをカスタマイズする
はじめに
当ガイドでは、サンプルエージェント(SORACOM Inventory Agent for Java)を利用してカスタムオブジェクトを定義します。
Inventoryでは、LwM2Mをベースにしています。LwM2Mでは、LwM2M Registryに多くのリソースが定義されていますが、独自に定義できます。これをカスタムオブジェクトと呼びます。 カスタムオブジェクトはXML, JSONで定義します。
カスタムオブジェクトは以下の手順で行います。
- モデル定義XMLの作成
- 実装クラスの作成
- Main関数でモデル定義XMLと実装クラスの読み込み
- Inventoryへのモデル定義XMLの適用
「2. 実装クラスの作成」「3. Main関数でモデル定義XMLと実装クラスの読み込み」はクライアントエージェントの実装になります。「4. Inventoryへのモデル定義XMLの適用」はInventoryへの登録となります。 「1.」~「3.」については、SORACOM Inventory Agent for JavaのReadmeをご確認ください。
また、同様に以下よりソースコードを入手可能です。 SORACOM Inventory Agent for Java
ここでは、モデル定義のInventoryへの適用方法を記載します。
Inventoryへのモデル定義XMLの適用
コンソールのメニュー[オブジェクトモデル]をクリックします。
[オブジェクトモデルの追加]をクリックします。
「1. モデル定義XMLの作成」で作成したデバイスオブジェクトモデルを入力します。XMLとJSON形式での入力が可能です。
以下のようにカスタムオブジェクトが定義できました。
定義したカスタムオブジェクトは、以下のようにコンソールから確認できます。